キューバへの旅
〜モンカダ兵営襲撃53周年記念式典に参加して
 
 2006年の7月21日から30日まで、キューバ友好協会主催「キューバ友好ツアー」に参加しました。7月26日の革命記念日には、モンカダ兵営襲撃53周年記念式典に参加し、フィデル・カストロ首相の演説を聴くことができました。
 日本に帰国してすぐ、フィデル・カストロの手術・入院と権限委譲のニュースが流れました。しかしそれ以上に驚かされたのはカストロが手術を受けた日です。その日は、演説を聴いた次の日、つまり27日と報じられています。26日にカストロは、午前と夜の2回にわたって演説を行っていました。
 その後、カストロの病状を巡っては、様々な憶測情報が流されていましたが、2007年に入って、ベネズエラ大統領チャベスが見舞いに行った映像が放映され、同じくチャベスが主宰する番組「こんにちは大統領」の中で、電話会談を行うなどしています。
 カストロは自らの健康状態について「力強くなっている」と述べ、「勉強に時間を使っている」と発言するなど、少しずつではありますが回復してきているようです。
 一方、キューバ国内では、弟のラウル・カストロを中心とした「集団指導体制」と「世代交代」が進み始めています。もちろんカストロも電話を使って様々な指示を与えているようですが…。
 さらにキューバを含めたラテンアメリカ・カリブ海地域では、「左派政権」が次々と誕生するなど目まぐるしい変化を遂げています。お互いの協働・協力関係をベースにして「より良い世界」を築いていこうとしているこの地域において、現在のキューバ社会がどこへ向かっていこうとしているのかをこれからも見ていきたいと思います。

出典:『キューバ変貌』(著者・伊高浩昭、発行者・三省堂)
 
2006年夏キューバ訪問記は、「アジェンダ」第15号に掲載しています。
 
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