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キューバ 経済的苦境の中の党大会

(1)第8回共産党大会の開催

 4月16~19日にかけて、キューバ共産党第8回大会が行われました。4月16日は歴史的な日にあたります。60年前の1961年4月16日、前日に米政府が計画した軍事侵攻を受けて、フィデル・カストロ最高司令官が「社会主義革命」宣言をした日です(「この革命は、貧しい人々の、貧しい人々との、貧しい人々のための民主主義的で社会主義的な革命である。」)。傭兵を使った軍事侵攻は19日に撃退されて失敗に終わりました。

 今回の大会に参加した代議員数は300人です。第7回の代議員数は1000人でしたが、今回はコロナ禍を考慮して3分の1以下に制限しています(大会の写真を見ると、席も1つおきに間隔をあけているのがわかります)。

 党員数は70万人超(支部数は5万8000)で、前回大会時より2万7000人増加しており、2006年以降の減少傾向に歯止めがかかったと報告しています(但し、55歳以上が42.6%と平均年齢は上がっています)。