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チリ ジェンダー平等からみた制憲議会

はじめに

 前回の配信記事の続きです。5月に実施されたチリの憲法制定議会選挙の中で「パリテ(男女同数)制度」が選挙結果にどのような影響をもたらしたかについて報告しました。

 今回は、パリテ原則が適用された制憲議会で、「ジェンダー平等」についてどのような議論が行われることになるのかについて改めて考えてみたいと思います。

(1)ジェンダー平等からみた制憲議会議員のプロフィール

 チリの憲法制定プロセスを分析することが目的の「El Observatorio Nueva Constitución(新憲法観測所)」という公共政策の学者・専門家たちによる共同ウェブサイトに「男女同数議会=フェミニズム議会?」というタイトルの記事(5月24日付)が掲載されています。