3月11日(金)、ガブリエル・ボリッチ氏(36歳)が大統領に就任しました。中部のバルパライソにある国会議事堂で就任式が行われた後、ボリッチ大統領は首都サンティアゴのモネダ宮殿前の憲法広場で就任の挨拶と初めての演説を行いました。数多くの支持者が、「ボリッチ、アミーゴ、国民はあなたとともにいる!」と歓声を上げながら出迎えました。
就任式には、アルゼンチン、ペルー、ボリビア、ウルグアイ、パラグアイなど近隣諸国の大統領が出席、日本からは小田原潔外務副大臣が特派大使として参加しました(前日にはボリッチ新大統領を表敬訪問)。
初演説では、経済格差の是正、移民問題や先住民族の権利保護、新憲法の必要性などについて語っています。この記事ではそのエッセンスを取り上げてみます。