アジェンダ第57号(2017年夏号)

¥550

特集  「分断」と「排除」の政治と闘う

説明

社会問題を考える総合雑誌「アジェンダ」2017年夏号です。

今号では「『分断』と『排除』の政治と闘う」を特集しました。
世界的に広がる格差と貧困、終りの見えない「テロとの戦い」、「分断」と「排除」の政治が社会の「亀裂」を深めています。安倍政治が暴走する日本もまた、例外ではありません。こうした政治の流れを押し止め、「社会的連帯」と、誰もが「排除」されることのない社会を創り出していくためには何が必要なのか?

・グラビア  辺野古に新基地は造らせない! 5・15沖縄県民大会に参加して
・コラム   表紙の写真  ナガミヒナゲシ

【特集:「分断」と「排除」の政治と闘う】
<特集>
・西谷文和(フリージャーナリスト)
「忘れないこと、あきらめないこと、騙されないこと ―政府とメディアが戦争を捏造する―」

・坂本 旬(法政大学キャリアデザイン学部教授)
「「ポスト真実」時代の政治と教育を考える」

・石橋 学(神奈川新聞デジタル編集部編集委員)
「差別扇動者の話法を問う―公の差別がヘイトスピーチを助長する―」

・大橋さゆり(弁護士)
「大阪弁護士会、ようやくヘイトスピーチ対策チームを立ち上げ」

・俵 義文(子どもと教科書全国ネット21 事務局長)
「安倍「教育再生」政策の危険な展開―道徳の教科化と新学習指導要領―」

・インタビュー  尾上浩二さん(障害者インターナショナル日本会議副議長)
「相模原事件と向き合い、「蜘蛛の糸」社会からの転換を」

・インタビュー  井上 森さん(立川自衛隊監視テント村)
「「平成天皇制」による人権侵害は反対派でないとわからない」

・インタビュー  戸毛敏美さん(NPO大阪府日中友好協会副会長)
「日中友好には、歴史を知り、文化の違いを理解することが大切です」

・書評  『五〇年目の日韓つながり直し 日韓請求権協定から考える』

<その他記事>
・青柳 純一(翻訳家)
「大転換時代の韓国、朝鮮半島―“キャンドル”が照らす平和共存への道」

<連載>
・康玲子  時代の曲がり角で  第45回 心の壁に風穴を
・石橋正  変わるラテンアメリカ   (39)キューバ 新しい協同組合について
・大杉光子  「安全な社会」って何だろう~最近の刑事立法を考える 第21回 人が変わりうることを信じられない社会に未来はない~共謀罪の危険性
・舘明子  食をゆたかに ピンチはチャンス! (33)白身魚の包み焼き
・歌壇   西村恭子 選
・コミックアジェンダ   渡辺保裕『球場三食』
・映画評  「The Net 網に囚われた男」

2017年6月15日発行 1冊500円(税別)

追加情報

書籍の種類

雑誌アジェンダ

特集トピック

レイシズム, 日本政治, 民主主義