説明
アイリーン・美緒子・スミスさん 講演録
「ひとりでもやる! みんなでやるからできる!~水俣から原発 今までとこれからの課題~」
発行:アジェンダ・プロジェクト
発行日:2021年6月15日
A5版 28ページ 簡易版パンフレット
定価300円(税込)
2019年11月10日にアジェンダ・プロジェクト京都主催で行われた、アイリーン・美緒子・スミスさんの講演録です。
アイリーンさんは、日本人の母とアメリカ人の父の間に生まれ、日本では友だちの貧しさとの格差を疑問に感じる一方、アメリカの保守王国にある祖父母の家で暮らすようになると、「白人」の中で唯一の東洋人と扱われ、「黒人」である人々が労働するという格差社会を経験しました。大学ではベトナム反戦の座り込みに参加し、フランス留学後、ニューヨークで最初の夫であるフォト・ジャーナリストのユージン・スミスさんと出会い、水俣に行って、写真撮影を通し水俣病の責任を問い、のち海外の水銀被害者と繋げます。その後アメリカのスリーマイル原発事故に遭遇して、反原発運動に取り組んでいきます。
<私たち一人ひとりが持っている力を集めて活かすのが運動><市民運動の成果は見えにくいけれども、女性の参政権も、原発の新規建設が進まなかったのも、最低賃金が少しでも上がっていることも、誰かが頑張ってきたことの恩恵を私たちは受けている>・・・アイリーンさんのお話は、なんだかとてもあたたかく、私たちの地道な運動を勇気づけてくれます。ぜひご一読ください。
<目次>
はじめに
市民運動の面白さと大きな意義
私たちは誰かの恩恵を受けている
私のバックグラウンド
ユージン・スミスとの出会い
水俣で学んだこと
第一次訴訟の勝訴判決
水俣で知った「全体像を見ること」の大切さ
スリーマイル原発事故で反原発運動に
美浜2号機の細管破断事故
関電MOX燃料不正問題
プルサーマル計画を止めた刈羽村の住民投票
大飯原発の活断層問題
避難計画をめぐって気付いたこと
みんなを守るために民主主義が大事
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