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ボリビアの総選挙について、左派勢力の勝利へ

 10月18日(日)、ボリビアで総選挙(正副大統領、上下院議会)が実施されました。この選挙は、ちょうど一年前の昨年10月に行われた大統領選挙の結果をめぐって起こった「政変」によって成立した「暫定体制」の下で行われた選挙です(当初は5月3日に行われる予定でしたが、新型コロナの影響もあり延期されていました)。ちなみに最高選挙裁判所(TSE、中央選管)による最終的な結果報告はまだですが、開票率96%までの暫定的な結果が公表されています。

 すでに日本でも報道されていますが、エボ・モラレス前大統領の後継である社会主義運動(Movimiento Al Socialisomo  略称MAS)のルイス・アルセ大統領候補とダビッド・チョケワンカ副大統領候補の勝利が伝えられています。

 なお、昨年の大統領選とその後の情勢については、以前の配信記事「ボリビアの行方とパンデミック」(2020年5月11日)をお読みください。今回の記事は現時点でわかっている範囲内のことをまとめています。