アジェンダ第75号(2021年冬号)

¥660

特集 レイシズムと入管体制に抗して

説明

社会問題を考える総合雑誌「アジェンダ」2021年冬号です。

「外国人」・民族的マイノリティに対するさまざまな差別・抑圧-レイシズムと、日本政府によるその制度化・合法化である入管体制の問題を特集しています。世界における人種差別との闘いの、画期的な到達点である「ダーバン宣言」が出されてから今年で20年、改めてその大きな意義を確認する論考に加え、施行から5年が経過したヘイトスピーチ解消法をめぐる現状や、政府の差別政策を司法も追認するに至った朝鮮学校の「無償化」排除問題、また今春の名古屋入管での被収容者死亡事件に見るように幾度となくくり返される非人道的な入管収容の問題点を取り上げました。先住権を求めて闘うアイヌとの「出会い」の経験を語っていただいたインタビュー記事のほか、「学知の植民地主義」を鋭く批判する琉球遺骨返還訴訟、沖縄戦犠牲者の遺骨混じりの土砂を基地建設には使わせない意見書運動など、レイシズムと弛まず闘うことの大切さを明らかにしています。

 

解説動画

 

【特集 レイシズムと入管体制に抗して】

・グラビア   笹の墓標展示館の再生にご協力を!
・コラム    2021年総選挙

<特集>
・前田 朗(朝鮮大学校講師)
「人種平等は見果てぬ夢か?― ダーバン宣言二〇周年と日本の課題」

・さとう大(京都府・京都市に有効なヘイトスピーチ対策の推進を求める会事務局長)
「ヘイトスピーチ解消法から5年~日本社会のヘイトの状況を概観する」

・千地健太(朝鮮学校に教育補償を!オッケトンムの会・代表)
「この11年間の朝鮮学校差別 ―「高校無償化」からの排除問題」
    
・児玉晃一(弁護士)
「入管収容の問題をどう改善するか」

・山内小夜子(琉球遺骨返還請求訴訟全国連絡会事務局長)
「京大よ、還せ!― 琉球遺骨返還等請求訴訟で問われていること」

・インタビュー 殿平善彦さん(北大開示文書研究会/一乗寺住職)
「アイヌとの出会いから学んだこと」

・西尾慧吾(「遺骨で基地を作るな!緊急アクション!」呼び掛け人)
「国政の暴走を地方で止める!―「遺骨土砂問題」意見書運動を全国で!」

・レポート   「来春開館に向けて建設が進むウトロ平和祈念館」
・書評     『アンダーコロナの移民たち』(明石書店)
・特集解題

<特集外>
・青柳純一(金起林記念会共同代表)
「韓国市民社会に学び、現代日本を思う ―11.いま 〝平和に生きる権利〟を考える」

・書評 『百年の変革 三・一運動からキャンドル革命まで』(法政大学出版局) (評:川瀬俊治(ジャーナリスト))

・大杉光子(弁護士)
「少年法改訂について~一八、一九歳の処遇はどう変わるのか~」

・レポート  「コロナ禍の下での韓国留学で感じたこと、考えたこと」
・映画評   「アイダよ、何処へ?」

<連載>
・康玲子    時代の曲がり角で  第63回  一億二〇〇〇万分の一の世論
・舘明子    アジェンダ的 つれづれ 気まま(2)
・農ある暮らしの作り方  第7回 カゲールさん「私の野草教室の先生の話」
・西尾幸治  ラテンアメリカの現在  第9回  人工妊娠中絶の合法化へ向けた動き
・コミックアジェンダ   第38回  孤独のグルメ / ワカコ酒

2021年12月15日発行 1冊定価660円(本体600円+税10%)

追加情報

書籍の種類

雑誌アジェンダ

特集トピック

レイシズム, 入管体制