アジェンダ第76号(2022年春号)

¥660

説明

社会問題を考える総合雑誌「アジェンダ」2022年春号です。

世界各地で深刻化する気候危機の中で、「脱炭素」を口実に原発の「復権」を図る動きが欧米を中心に再び広がりつつあります。今号では「原発は気候危機対策には決してなりえない」ことを特集しました。東電福島第一原発事故から11年、「終わらない原発事故」として、廃炉作業の現状のほか、福島をめぐる状況をインタビューしています。また青森県の核燃サイクル施設や、東電が再稼働を狙う新潟県の柏崎刈羽原発の最近の動きも取り上げました。原子力政策が極めてずさんな態勢のまま、事故の反省も忘れたかのように進められようとしています。さらに日本との対比で韓国の原発の状況も紹介しています。そして日本のエネルギー基本計画の問題点やCOP26の成果を紹介しながら、原発に依存しない気候危機対策の緊急性を訴え、さらに経済成長主義的な現代社会のあり方そのものを問うています。

【特集 STOP! 原発・気候危機】

・グラビア   500回目を迎えた関電京都前 脱原発キンカン行動   写真と文 堀内隆喜
・コラム    パンデミックから2年

<特集>
・伴 英幸(原子力資料情報室共同代表)
「福島第一原発・廃炉の現状」

・インタビュー  菅野みずえさん(福島県浪江町から兵庫県三木市に避難)
「「原発事故=被ばく」なのに「被ばく」を言わない。これはものすごい「棄民」だと思うんです。」

・インタビュー  木幡ますみさん(福島県大熊町町議会議員)
「使えない土地に課税するのはおかしい。原発事故と闘うための知識を蓄えて準備を。」

・インタビュー  宗川吉汪さん(京都工芸繊維大学名誉教授)
「福島での小児甲状腺がん多発は原発事故による被ばく発症であることは明らかです。」

・山田清彦(核燃サイクル阻止一万人訴訟原告団 事務局長)
「核燃サイクル問題の近況」

・山田秋夫(さようなら柏崎刈羽原発プロジェクト 事務局)
「柏崎刈羽原発をめぐる最近の動き」

・レポート  福島原発被ばく労災損害賠償裁判に参加して(6)

・松久保肇(原子力資料情報室 事務局長)
「夢と現実 世界の原子力産業の動向」

・【資料】 日本の原発の現況

・川瀬俊治(ジャーナリスト)
「韓国の脱原発はどうなったか、どうなるか(上)」

・飯田哲也(環境エネルギー政策研究所 所長)
「第六次エネルギー基本計画の問題点」

・足立治郎(JACSES)
「COP26の成果と気候変動対策の今後の展望」

・松久寛(縮小社会研究会)
「原発・気候危機と縮小社会」

・レポート アジェンダ・プロジェクト京都 学習講演会
「気候危機を止める大転換! グリーン・ニューディールが世界を動かす」
・書評  気候危機とグリーン・ニューディールを考えるための本

<特集外>
・【寄稿】青柳純一(金起林記念会共同代表)
「韓国市民社会に学び、現代日本を思う―12.『現代日韓60年史』を編集しながら―」

<連載>
・康玲子  時代の曲がり角で  第64回  外国人に世論のサポートを
・コミックアジェンダ  第39回 推しの子

2022年3月15日発行 1冊定価660円(本体600円+税10%)

追加情報

書籍の種類

雑誌アジェンダ

特集トピック

エネルギー, 原発, 気候変動