アジェンダ第72号(2021年春号)

¥660

特集 東電福島第一原発事故から10年

説明

『アジェンダ 未来への課題』第72号(2021年春号)
特集 東電福島第一原発事故から10年
A5判  112頁 定価660円(本体600円+税10%)
全国の書店では3/16以降に発売予定。

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今号の特集は「東電福島第一原発事故から10年」。東京電力福島第一原発事故から10年がたった福島と、日本の原発をめぐる状況を特集しました。「原発安全神話」に代わる「放射能安全神話」が広がる福島の現状について、福島在住の5名の方にインタビューしました。市民による放射能測定活動や、汚染木材を燃料にしたバイオマス発電所問題、事故の教訓を伝えていく取り組みなど、この10年を振り返っての福島での活動やその想い、放射能を拡散させるような政策を今も推進する国や県の問題などを語っていただき、誌面の許す限り掲載させていただきました。また、すでに行き詰まりが明白な原発に今なおしがみつく「原子力ムラ」の姿について、福島第一の廃炉作業、六ヶ所再処理工場、東日本大震災で被災した女川原発再稼働の動き、北海道の核のゴミ最終処分場問題、関電原発マネー不正還流問題、容量市場問題などを各論文で取り上げて解説しています。同時に、各地で続けられている取り組みを紹介し脱原発運動のさらなる前進を訴えました。資料としては、京都地裁での大飯原発差止訴訟原告団の事務局長をされている吉田明生さんに全国の原発関連裁判一覧表を作成していただき、収録しました。
インタビューを受けていただいたみなさま、また原稿を寄せていただいたみなさまのご協力のおかげで、充実した内容にすることができました。ぜひ多くのみなさまにご購入をお願いいたします。また、本誌の宣伝にご協力いただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。

<内容>
グラビア   東電福島第一原発事故から10年
コラム    五輪は誰のため?

<特集>
●東電の原発事故から10年 福島の今 インタビュー
・大河原さき(ひだんれん 事務局長)
放射能安全神話にとりこまれないで
・千葉由美(いわきの初期被曝を追及するママの会 代表)
放射能測定活動を続けて子どもたちの健康を守る
・鈴木真理(NPOはっぴーあいらんど☆ネットワーク 代表)
今を見つめて 未来を考える
・和田央子(放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会)
木質バイオマス発電、汚染土壌再利用、イノベーション・コースト構想… 福島を「プルートピア」にさせない
・佐々木慶子(フクシマ・アクション・プロジェクト 共同代表)
命より経済優先で原発を作りだしてしまった「男性中心主義」の意識と社会構造の改革が必要
●伴英幸(原子力資料情報室共同代表)
福島第一原発の廃炉に向けた取り組みの現状
●山田清彦(核燃サイクル阻止一万人訴訟原告団 事務局長)
破綻した核燃サイクルを止めよう
●舘脇章宏(みやぎ脱原発・風の会)
民意を無視した女川原発2号機の「地元同意」は許されない!
2021年を、再稼働を止める一年にしよう
●久世薫嗣(核廃棄物施設誘致に反対する道北連絡協議会 代表)
核のゴミ最終処分場反対!―北海道幌延町・寿都町・神恵内村―
●松久保肇(原子力資料情報室 事務局長)
電力の寡占構造を強化する容量市場
●末田一秀(関電原発マネー不正還流を告発する会共同代表世話人)
関電原発マネー問題の現状と今後の展開について
●インタビュー アイリーン・美緒子・スミス
大阪地裁の大飯原発3・4号機設置許可取り消し判決に寄せて
●レポート 1・24 関電よ 老朽原発うごかすな! 大集会
●レポート 福島原発被ばく労災損害賠償裁判に参加して(5)
●<資料> 全国の原発関連裁判一覧表(作成 吉田明生)

<特集外>
●寄稿 青柳純一(金起林記念会共同代表・翻訳家)
韓国市民社会に学び、現代日本を思う ―8.コロナ禍中、「平和的生存権」をめぐる雑感―
●映画評 オフィシャル・シークレット

<連載>
・康玲子  時代の曲がり角で 第60回 私たちのお正月(6)
・コミックアジェンダ 第35回 ひとりでしにたい  作:カレー沢薫 原案協力:ドネリー美咲

<お詫びと訂正>
今号におきまして、編集部による誤記等がありましたので、下記のように訂正いたします。大変申し訳ありません。(2021年3月23日)
・グラビア p1 キャプション
「長福島県庁」→「福島県庁」
・グラビア p2 写真2枚目キャプション
「二〇二一年一七日」→「二〇二一年一月七日」
・本文 p12 下段 13, 14行目
「50m㏜」「100m㏜」→「50μ㏜」「100μ㏜」
・本文 p61 上段3行目
「国内では製造出来ていない」→「現在国内では製造出来ていない」
(※「再処理工場の営業運転ができていないため、現在国内ではガラス固化体の製造が出来ていない」という意味でしたが、過去に東海村と六ヶ所村の再処理工場でのガラス固化体の製造実績があるため、訂正させていただきました。)