アジェンダ第81号(2023年夏号)

¥660

特集  朝鮮・東アジアの平和のために

説明

社会問題を考える総合雑誌「アジェンダ」2023年夏号です。

『アジェンダ』創刊号で「朝鮮半島と日本のいま」を特集してから20年。現在の東アジア、特に朝鮮半島と中台関係をめぐる「戦争と平和」の問題について、これまでの歴史と現状のポイントを押さえつつ、今後の私たちの課題を特集しました。ウクライナ戦争を背景に軍拡競争が激化する東アジア情勢を転換するうえで、日本社会の国内的・対外的あり方を変えることは非常に大きな意味を持っています。そこでまず、かつてのアジアへの侵略・植民地支配の加害の歴史と、その反省もなく戦後に引き継がれ続けている入管体制・入管法の問題について在日コリアンや、フィリピンからの移住者の問題などを取り上げました。また、沖縄・南西諸島で進む「軍事要塞化」の現状とそれに抗する反戦・平和の闘い、朝鮮の核政策に対する考え方、中国経済・社会の現状、台湾に関するレポート、日韓関係などとともに、核兵器と軍縮教育の重要性も取り上げています。

【特集 朝鮮・東アジアの平和のために】

グラビア  台湾に触れる旅    写真と文  藤井悦子(本誌編集員)
コラム    核廃絶に背を向けたG7広島サミット

<特集>
・インタビュー  沖本裕司さん(沖縄県八重瀬町)
「沖縄の政治的自立と、南西諸島の非軍事化・非武装中立地帯化を!」  

・田中宏(一橋大学名誉教授)
「朝鮮・東アジアの平和のために―日本の足元から考える」

・藤本伸樹(一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター)
「途上国からの搾取的移住労働をなくすために―1980年代から連なる課題を考える」

・森 類臣(摂南大学国際学部特任准教授)
「朝鮮半島政策を考える―現状と課題―」

・梶谷 懐(神戸大学大学院経済学研究科教授)
「「内向き志向」を強める中国経済・社会とその課題」

・駒込 武(京都大学大学院教育学研究科教授)
「自主講座「認識台湾」  参加の呼びかけ」

・レポート   藤井悦子(本誌編集員)
「「台湾に触れる旅」で感じたことー台湾は中国の一部なのか」

・解説     ASEANの「インド太平洋構想」について

・中村桂子(長崎大学核兵器廃絶研究センター准教授)
「核兵器に頼らない安全保障に向けて─軍縮教育の重要性─」

・特集解題  

<特集外>
・寄稿  青柳純一(金起林記念会共同代表)
「韓国市民社会と学びあう日本市民(5) 朝鮮停戦体制と二つの日韓合意」

・映画評  「夜明けまでバス停で」    
・レポート  『アジェンダ』創刊20年連続講演会 第7回 ウクライナの人々の想いを聴く  

<連載>
・康玲子   時代の曲がり角で  第69回 「日韓関係の未来へ」    
・大橋さゆり(弁護士) 弁護士Oの何かと忙しい日々 第51回  日本では、なぜ難民が認定されないのか? 
・舘明子(アジェンダ会員)  アジェンダ的 つれづれ 気まま(7)  
・コミックアジェンダ  第44回   パリピ孔明  

挿絵 姜花瑛・たまりん

2023年6月15日発行 1冊定価660円(本体600円+税10%)

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追加情報

書籍の種類

雑誌アジェンダ

特集トピック

朝鮮半島, 東アジア, 沖縄, ASEAN, 中国, 台湾

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