アジェンダ第84号(2024年春号)

¥660

特集  戦争をどう止めるか

説明

社会問題を考える総合雑誌「アジェンダ」2024年春号です。

国連による平和のためのさまざまな取組みを根底から覆し、核戦争すら示唆するロシアのウクライナ侵攻は3年目に入りました。昨秋からのイスラエル軍によるガザ虐殺も終わりが見えず、戦火は中東全体に広がりかねない状況が続いています。一方、東アジアでも、「台湾有事」が叫ばれ、朝鮮半島では再び緊張が激化しています。そうした中、日本政府も「南西シフト」の大軍拡を推し進め、本格的な戦争態勢づくりを一段と加速させています。
今号では、南西諸島から日本全国へと広がる軍事化の現状、自衛隊を米軍の核戦力を担う部隊にしようとする動き、軍需産業―武器取引を拡大させようとする危険な動きについて具体的に取り上げながら、戦争への「歯止め」が失われつつある国際情勢・東アジア情勢の中で、市民の力で平和を創ることを訴えています。
また、台湾に最も近く、最前線として「軍事要塞化」を強いられようとしている与那国島の現状もレポートしています。

【特集  戦争をどう止めるか】

グラビア  国境の島を平和と交流の島へ~日本最西端・与那国島を訪ねて~
コラム   GDP4位転落と「バブル超え」の株価

<特集>
・インタビュー  佐々木寛さん(新潟国際情報大学教授)
「「武力に基づかない新しい世界秩序」は不可能ではありません」

・インタビュー  清末愛砂さん(室蘭工業大学大学院教授)
「パレスチナ・ガザの人々に平和的生存権の保障を!」

・「<レバノンの友人からの手紙> 川から海までジャストピース~パレスチナに「公正な平和」を~」

・レポート   講演会「イスラエル軍元兵士ダニーさんが語る非戦論」

・小西 誠(軍事ジャーナリスト)
「対中国戦争へ突き進む日米の南西シフト」

・湯浅一郎(NPO法人ピースデポ前代表)
「自衛隊を核戦力を担う部隊にしてはならない」

・インタビュー  杉原浩司さん(武器取引反対ネットワーク(NAJAT)代表)
「市民の自覚と頑張りが国際的な武器取引や虐殺を食い止める」

・レポート  日本最西端の国境の島・与那国島を訪ねて  
・レポート  「現役自衛官セクハラ国賠訴訟」&「ハラスメント根絶プロジェクト」  
・特集解題  

<特集外>
・寄稿  青柳純一(金起林記念会共同代表)
「韓国市民社会と学びあう日本市民(7) 2024年、「ソウルの春」に寄せて― 日韓市民交流、私の原点」

・レポート  PNO北海道FWツアー報告    
・映画評   福田村事件

<連載>
・康玲子  時代の曲がり角で  第72回 「能登半島地震に際して」
・舘明子(アジェンダ会員)  アジェンダ的 つれづれ 気まま (9) 「青い募金箱」
・コミックアジェンダ  第47回  天幕のジャードゥーガル

挿絵  姜花瑛ほか

2024年3月15日発行 1冊定価660円(本体600円+税10%)

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